【解決】Windows 11でCopilotのアイコンが出ない？5つの原因と対処法を徹底解説

Windows 11にアップデートしたのに、便利なAIアシスタント「Copilot」のアイコンがタスクバーに見当たらなくて困っていませんか？せっかくの新機能を心待ちにしていたのに、使えないとがっかりしてしまいますよね。

ご安心ください。この記事を読めば、Copilotのアイコンが表示されない原因と、それを解決するための具体的な手順が分かります。一つずつ確認していけば、きっとあなたのパソコンでもCopilotが使えるようになるはずです。

主な原因は、Windowsが最新の状態でないか、Copilotの設定がオフになっている可能性が高いです。まずは基本的なところから確認していきましょう。

原因1：Windows Updateが最新ではない

Copilotは、特定のWindows Updateを適用することで利用可能になります。お使いのWindows 11が最新の状態でなければ、Copilotの機能は追加されません。

原因の解説
Copilotは、2023年秋以降の更新プログラムで段階的に提供が開始されました。そのため、OSのバージョンが古いままでは、Copilotを利用するためのプログラム自体がパソコンにインストールされていない状態になります。

具体的な解決手順

「スタート」ボタンをクリックし、「設定」（歯車のアイコン）を選択します。
左側のメニューから**「Windows Update」**をクリックします。
**「更新プログラムのチェック」**ボタンをクリックし、利用可能な更新プログラムがないか確認します。
更新プログラムが見つかった場合は、画面の指示に従ってダウンロードとインストールを行います。
インストール完了後、パソコンの再起動を求められたら、再起動してください。

原因2：タスクバーの設定でCopilotが非表示になっている

Windows Updateが最新であっても、タスクバーにCopilotのアイコンを表示する設定がオフになっていることがあります。

原因の解説
Copilotのアイコンは、ユーザーが任意で表示・非表示を切り替えられるようになっています。何かの拍子に設定がオフに変わってしまった可能性があります。

具体的な解決手順

タスクバーの何もないところを右クリックします。
表示されたメニューから**「タスクバーの設定」**を選択します。
「タスクバー項目」の中にある**「Copilot」**（または「WindowsのCopilot」）のスイッチを確認します。
スイッチが「オフ」になっていたら、クリックして**「オン」**に切り替えます。
タスクバーにCopilotのアイコンが表示されたか確認してください。

原因3：Microsoftアカウントでサインインしていない

Copilotの一部の機能や継続的な利用には、Microsoftアカウントでのサインインが必要です。

原因の解説
ローカルアカウントでWindowsにサインインしている場合、Copilotの利用が制限されたり、機能自体が有効にならなかったりすることがあります。継続して全ての機能を利用するには、Microsoftアカウントでのサインインが推奨されています。

具体的な解決手順

「スタート」ボタンから**「設定」**を開きます。
左側のメニューから**「アカウント」**を選択します。
「アカウントの設定」に「ローカルアカウント」と表示されている場合は、**「Microsoft アカウントでのサインインに切り替える」**を選択し、画面の指示に従ってMicrosoftアカウントでサインインします。

原因4：Copilotがアプリ形式に変更されている（Windows 11 24H2以降）

2024年後半にリリースされた大型アップデート「Windows 11 24H2」以降では、Copilotの仕様が変更されています。

原因の解説
従来のCopilotはOSに統合されたサイドバー形式でしたが、Windows 11 24H2からは独立した「アプリ」として動作するようになりました。この変更により、アップデート後にタスクバー右端のアイコンがなくなり、「消えた」と感じることがあります。実際にはアプリになっただけで、利用できなくなったわけではありません。

具体的な解決手順

「スタート」ボタンをクリックします。
「すべてのアプリ」から**「Microsoft Copilot」**を探してクリックします。
Copilotが起動したら、タスクバーにあるCopilotのアイコンを右クリックし、**「タスクバーにピン留めする」**を選択すると、次回から簡単に起動できます。

原因5：何らかの不具合でCopilotがアンインストールされている

まれに、Windows Updateの不具合などが原因で、Copilotが意図せずアンインストールされてしまうケースが報告されています。

原因の解説
2025年3月の月例更新プログラムなどで、Copilotがアンインストールされる不具合が一部で確認されました。この場合、Copilotのプログラム自体がパソコンからなくなっているため、設定などを確認しても表示されません。

具体的な解決手順

「スタート」ボタンをクリックし、検索バーに**「Microsoft Store」**と入力して開きます。
Microsoft Storeの検索バーで**「Microsoft Copilot」**と検索します。
「入手」または「インストール」ボタンが表示されたら、クリックしてインストールします。
インストール完了後、アプリを起動し、必要であればタスクバーにピン留めしてください。

それでも解決しない場合に試すこと

上記の基本的な対処法で解決しない場合は、少し専門的な内容になりますが、以下の方法を試してみてください。

PCを再起動する: 単純なことですが、システムの再起動で問題が解決することはよくあります。更新プログラムを適用した後や設定を変更した後は、一度再起動を試してみましょう。
グループポリシーを確認する (Pro/Enterprise版のみ): 企業などで管理されているPCの場合、管理者がグループポリシーによってCopilotの使用を制限している可能性があります。会社のIT部門に確認してみてください。
キーボードショートカットを試す: アイコンが表示されていなくても、Windowsキー + C を同時に押すことでCopilotが起動する場合があります。もしこれで起動する場合は、タスクバーの設定が原因である可能性が高いです。

まとめ

最後に、この記事の要点をまとめます。

Windows Updateを最新にする: Copilotを利用するには、最新の更新プログラムが不可欠です。
タスクバーの設定を確認する: 設定でCopilotの表示がオフになっていないかチェックしましょう。
Copilotの仕様変更や不具合も考慮する: 最近のアップデートでアプリ形式に変わったり、不具合で消えたりしている可能性も考え、必要に応じて再インストールを試みましょう。

この記事が、あなたのWindows 11体験をより快適にする一助となれば幸いです。