プリンターのインクが出ない！印刷できない原因と自分でできる対処法を徹底解説

「さあ印刷しよう！」と思ったのに、プリンターから白紙のまま出てきたり、かすれたりしてインクが出ないと困っていませんか？大切な書類や写真が印刷できないと、本当に焦ってしまいますよね。

ご安心ください。この記事を読めば、プリンターのインクが出ない原因と、ご自身でできる簡単な解決策がわかります。多くの場合、インクカートリッジの問題か、プリンター本体のインクを噴射する部分である「プリントヘッド」のトラブルが原因です。

この記事では、初心者の方でも分かりやすいように、原因ごとの対処法を順番に解説していきます。

新しいインクカートリッジに交換したばかりなのにインクが出ない場合、カートリッジが正しくセットされていない可能性があります。

原因の解説
インクカートリッジがプリンターにしっかり装着されていないと、プリンターがカートリッジを認識できなかったり、インクが正常に供給されなかったりします。カートリッジが少しでも浮いていると、字がかすれたり色が出なかったりする原因になります。

具体的な解決手順

新品のインクカートリッジには、インク漏れを防ぐための保護テープやキャップが付いています。これを外し忘れていると、インクは絶対に出ません。

原因の解説
インクカートリッジには、インクの出口や空気を取り込むための穴があります。保護テープやキャップはこれらを塞いでいるため、剥がさない限りインクはプリンターに供給されません。

具体的な解決手順

プリンターを長期間使用していないと、インクを噴射する「プリントヘッド」のノズルが目詰まりを起こすことがあります。これはインクが出ない、または特定の色だけかすれるといった症状の最も一般的な原因の一つです。

原因の解説
インクジェットプリンターのインクは液体のため、空気に触れると乾燥しやすい性質があります。プリンターをあまり使わないでいると、ノズル部分でインクが固まってしまい、インクの通り道を塞いでしまうのです。

具体的な解決手順
プリンターには、この目詰まりを解消するための「ヘッドクリーニング」という機能が搭載されています。

基本的なことですが、インク残量が完全になくなっていると当然印刷はできません。また、インクには使用期限があり、古くなったインクは品質が劣化して正常に印刷できないことがあります。

原因の解説
インクは長期間放置されると成分が変化し、固まりやすくなるなどして、かすれや目詰まりの原因になることがあります。メーカーが推奨するインクの使用期限は、一般的に開封後6ヶ月程度です。

具体的な解決手順

プリンターの液晶画面やパソコンのプリンタードライバーで、インクの推定残量を確認します。
残量がなくなっている場合は、新しいインクカートリッジに交換してください。
インク残量があるのにかすれる場合は、そのインクをいつ開封したか思い出してみてください。もし半年以上経過しているようであれば、新しいものに交換することをおすすめします。

基本的な対策を試してもインクが出ない場合は、以下の少し発展的な方法を試してみてください。

強力ヘッドクリーニングを行う:
プリンターによっては、通常のヘッドクリーニングよりも強力な洗浄機能が搭載されている場合があります。ただし、この機能はインクを多く消費するため、多用は避けましょう。
プリンターの電源を入れ直し、ICチップをリセットする:
インクカートリッジをすべて取り外し、プリンターの電源を切ってからコンセントを抜いて10分ほど待ちます。その後、再度電源を入れてインクをセットし直すと、ICチップの情報がリセットされて認識されることがあります。
洗浄カートリッジを使ってみる:
ヘッドクリーニングを繰り返しても目詰まりが解消しない場合、専用の「洗浄カートリッジ」を使用するのも一つの手です。通常のインクの代わりにこれをセットし、数回クリーニングを行うことで、固まったインクを溶かして詰まりを解消する効果が期待できます。

プリンターのインクが出ないトラブルは焦りますが、落ち着いて原因を探ればご自身で解決できるケースがほとんどです。

この記事が、あなたのプリンタートラブル解決の一助となれば幸いです。